2017 年 6 月 21 日(水)に 7 回目となる GeoDev Meetup を開催しました!
前回に引き続き、ArcGIS で作成した地図をアプリに組み込んでみることをメイン テーマとしてチャレンジしました。
GeoDev Meetup とは?
という趣旨で開催しています。
GeoDev Meetup は、新しい GIS 仲間に出会えることができる場や、もしくは、ArcGIS を利用することで、新しいビジネスの創出や新しい事業を開発するきっかけが生まれる場にすることができればと考えています。そして、ArcGIS を通じた大きなコミュニティが日本でももっと活発になるようにしていきたいと思います。過去第 5 回目と第 6 回目の Meetup の様子はこんな感じでした!
Web AppBuilder for ArcGIS でアプリを作ってみよう
ArcGIS には、作成した地図を使って、ノーコーディングで Web アプリを作成できる機能がいくつもあります。その中のひとつである Web AppBuilder for ArcGIS(以下、Web AppBuilder)で Web アプリを作成する方法をご紹介します。
作成した地図(Web マップ)から、「アプリを作成する」というボタンを選択するだけで基本のアプリがすぐに出来上がります。
Web AppBuilder には、地図上で距離を測ったり、住所から場所を検索するなどの GIS 機能を、「ウィジェット」という部品を選ぶだけで追加することができます。こちらは、川崎市の避難所のデータをもとにして、地図上でクリックした場所から近い順番に避難所を検索できる機能です。
もくもくタイム
もくもくタイムは、自分でやってみたい課題を持ってきて取り組んだり、上記で紹介したような ArcGIS の機能を試してみるといったようなことを「もくもくと」行う時間です。今回は、ArcGIS を使って可視化にチャレンジしている参加者の方が多く見受けられました!次の写真は、全体の様子と静岡県の都市計画公園の可視化にチャレンジしたものです。
右のマップで、都市計画公園の場所を赤い色で表現しました。
LT タイム!
今回の LT タイムでは、ゲストから 1 名と弊社社員から 1 名、そして上記のもくもくタイムでできた成果を発表していただく成果LTがありました!
その中で 2 つの内容をご紹介します。
R×Esri Leaflet プラグインで ArcGIS のオープンデータを可視化してみた Hnakamrua
統計解析に強いとされる R 言語を用いて、Esri Leaflet と連携して地図を表示することができます。ただ、そのままでは表示ができないので工夫が必要とのことで、今回の LT では工夫の方法と、最近では Shiny と呼ばれる R の Web アプリケーション フレームワークを使ってインタラクティブな Web アプリを作ってみたところを共有していただきました。発表資料はこちらからご覧ください。
成果 LT : 自分の歩いたポイントを可視化してみました!@kikatatrio
全国津々浦々、旅行に行ったときに撮った写真の GPS データを使って、撮影ポイントを可視化されたとのことです。
最終的には、都道府県別にポイントの数で大きさを変えたシンボルを表示させたり、ArcGIS では切り替え操作のみで背景の地図を 3D にすることができるので、そこにもチャレンジしました!
右の2つの地図は、上が 2D で下が 3D の背景地図で表現しています。3D の方が少し奥行がでていることがわかります。
おわりに
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
今回の参加者の方々は、前回参加の際にはできなかったことを達成したり、冒頭でご紹介した「ArcGIS でできること」にチャレンジしたりするなど、可視化に取り組んでいる方が多くいらして、サポートしていた筆者も参加者のみなさんのやりたいことを聞けて勉強になりました。Meetup 終了後は「楽しかった!」という声も聞けて励みになりました。またやります!
地図を使って一緒に成長していきたい方、ぜひこの Meetup へのご参加お待ちしています!今後も GeoDev Meetup を継続的に開催予定です。またみなさまにお会いできることを楽しみにしています!
関連リンク
GeoDev Meetup 開催レポート
・GeoDev Meetup – RESAS API ハッカソン予習・復習会 開催レポート
・GeoDev Meetup – RESAS データ可視化・解析もくもく会 開催レポート
・GeoDev Meetup #3 - 地図で使える RESAS データ作成・可視化もくもく会開催レポート
・GeoDev Meetup #4 - 地図データ可視化・アプリ作成もくもく会開催レポート
・GeoDev Meetup #5 - 地図データ可視化・アプリ作成もくもく会開催レポート
・GeoDev Meetup #6 - 地図データ可視化・アプリ作成もくもく会開催レポート
ESRIジャパン RESAS 関連ブログ
・ArcGIS を使って RESAS API データをビジュアライズしてみよう!
・大解剖!ハッカソン最優秀賞作品 「Tsuredatsu」 From RESAS x Japan Hackathon ~地域の連鎖をデザインしよう!~
ArcGIS 関連ページ