ArcGIS Notebooks アシスタント (ベータ版) のご紹介

436
0
03-16-2026 10:56 PM
Labels (1)

ArcGIS Notebooks アシスタント (ベータ版) のご紹介

はじめに

以前のブログ記事「ArcGIS Notebooks の便利な機能まとめ」で ArcGIS Notebooks が提供するさまざまな機能についてご紹介しました。2026 年 2 月の ArcGIS Online アップデートでは ArcGIS Notebooks アシスタントがベータ版として利用可能になり、さらに機能が拡張されました。本記事では新たに追加された ArcGIS Notebooks アシスタントについて、米国 Esri 社のブログ記事「Introducing the ArcGIS Notebooks assistant (beta)」を翻訳してご紹介します。


ArcGIS Online 2026 年 2 月アップデートの一環として、ArcGIS Notebooks アシスタントのベータ版リリースを発表できることを嬉しく思います。この新しい AI アシスタントは、組織の設定に応じて、ArcGIS Notebooks を使用するすべての ArcGIS Online ユーザーが利用できます。

ArcGIS Notebooks アシスタントは、アイデアから実装までのプロセスを迅速に進めるための支援ツールです。解析のプロトタイプ作成、管理業務の自動化、既存ワークフローの改善など、あらゆる場面でアシスタントが Python コードやワークフローの効率的な作成を支援します。大規模言語モデルに基づくコーディング支援をノートブック環境に直接組み込むことで、ドキュメント検索や構文のデバッグ、また作業の開始に費やす時間を削減し、問題解決と成果の創出に集中できるよう支援します。

アシスタントの機能

ArcGIS Notebooks アシスタントは、日常的なノートブック ワークフローで一般的ないくつかの主要なシナリオをサポートします。

まず、アシスタントは既存のコードを説明することができます。例えば、同僚からノートブックを引き継いだ場合、インターネットでコード スニペットを見つけた場合、また数か月前に自分が書いたコードを再確認する場合など、アシスタントにコード スニペットが何をしているのかを 1 行ずつ説明してもらうことができます。これにより、複雑なロジックや不慣れなパターンを理解するのにかかる時間を大幅に短縮できます。

notebooks_assistant_explain_1_result.png

 

次に、アシスタントはコードを生成できます。組織内のコンテンツ作成や管理、フィーチャ レイヤーの操作、解析の実行など、達成したいタスクを記述すると、アシスタントは ArcGIS API for Python または ArcPy を使用したエンドツーエンドの Python サンプルを生成します。このコードをノートブックに直接挿入し、それを基に開発を進めることができます。

notebooks_assistant_generate_1_result.png

 

続いて、アシスタントはコードのトラブルシューティングを支援します。エラーや予期せぬ動作に遭遇した場合は、問題のあるコードとエラー メッセージをアシスタントに提供してください。アシスタントは潜在的な問題を特定し、何が間違っていたかを説明し、修正されたコードのバージョンを提案することで、より迅速に作業を再開できるよう支援します。

notebooks_assistant_troubleshoot_1_prompt.png

 

最後に、ArcGISArcGIS API for PythonArcPy に関する一般的な質問もできます。ノートブックを離れることなく素早く確認したい場合に便利です。対象範囲外の質問をした場合、アシスタントが範囲外であることを通知します。

 notebooks_assistant_explain_2_result.png

 

アシスタントのはじめ方

ArcGIS Notebooks アシスタントを利用するには、すべての ArcGIS AI アシスタントと同様に、組織設定でベータ機能と AI アシスタントの両方が有効になっていることを確認してください。ユーザーは Creator 以上のユーザータイプで ArcGIS Notebooks にアクセスでき、そのロールで AI アシスタント権限が有効になっている場合、アシスタントを使用できます。

開始するには、ArcGIS Notebooks インターフェース内のコード スニペット ペインから直接アシスタントにアクセスします。そこから、ノートブックと並行してアシスタントを開き、作業に関連する質問やプロンプトを入力し始めることができます。

notebooks_assistant_initial_screen.png

 

ブラウザ セッションでアシスタントに初めてアクセスすると、同意確認画面が表示されます。この画面では AI を活用したアシスタント機能の利用に関する重要な情報を提供し、機能の動作方法を理解した上で進めることを確認します。同意するとプロンプト ダイアログ ボックスが利用可能になり、すぐに使い始める準備が整います。

プロンプトと応答を試す際、アプリを離れることなく、簡単な「高評価」や「低評価」でフィードバックを提供できます。この情報は、プロンプトと共に、今後のリリースにおけるアシスタントの改善に活用されます。

ArcGIS Notebooks アシスタント (ベータ版) の使用は、ArcGIS Online のクレジットを消費しません。ワークフローによっては、アシスタントの結果に、コードを実行した場合にクレジットを消費するステップ (ジオコーディング、ルート解析、解析ツールなど) が含まれる場合があります。

まとめ

ArcGIS Notebooks アシスタント(ベータ版)は、あらゆる経験レベルの GIS 専門家にとって、ノートブック ワークフローをより親しみやすく、効率的で生産的なものにするための重要な一歩です。アシスタントをぜひお試しいただき、日常業務に組み込み、解析や自動化タスクをいかに加速できるかご確認ください。

詳細情報 (設定ガイダンスやベストプラクティスを含む) については、ArcGIS Notebooks アシスタントのドキュメント トピックをご覧ください。

ご意見をお寄せいただく際は、アシスタント ペイン内の「高評価」/「低評価」フィードバック機能をご活用ください。また、Early Adopter Community へのご参加も歓迎いたします。テスト ガイドへのアクセス、フィードバックの共有、製品チームとの直接的な交流が可能です。ベータ期間中のご意見は、ArcGIS における AI アシスタント ワークフローの未来を形作る上で極めて重要です。


おわりに

本記事では、2026 年 2 月の ArcGIS Online アップデートでベータ版として新たに追加された ArcGIS Notebooks アシスタントについて、米国 Esri 社のブログ記事を翻訳してご紹介しました。ArcGIS Notebooks アシスタントは ArcGIS Notebooks Python をはじめて使う方にとっても、コーディングの支援などによって、GIS ワークフローの自動化にご活用いただけますので、ぜひお試しください!

関連リンク

ESRIジャパン Web サイト

Esri Community ブログ

米国 Esri Web サイト

米国 Esri ArcGIS Blog

Labels (1)
Version history
Last update:
‎03-16-2026 10:56 PM
Updated by:
Contributors