ナビ アプリや方角を確認するアプリで地図を表示するときに大事なことは何でしょうか?
地図上に現在位置が表示されていること、そして、、、
そうです!自分の向いている向きに地図が表示されていることです。
無償で利用可能な ArcGIS の地図アプリ開発キット、ArcGIS Runtime SDK for Android ではとても簡単に自分(端末)の向きに合わせた地図の回転を実装できますよ。
現在位置表示と端末の向きに応じた地図の回転
地図を表示するビューである MapView にデバイスの現在位置を表示するには LocationDisplayManager クラスを使用します。さらに地図の移動や回転を有効にするには、このクラスの setAutoPanMode メソッドへ指定したいモードをパラメーターとして受け渡します。
locationDisplayManager.setAutoPanMode(LocationDisplayManager.AutoPanMode.COMPASS);
指定できるモードは 4 つあります。
モード | パラメーター | 説明 |
---|
コンパス モード | COMPASS | 現在位置が常に中心になるよう地図が表示されます。また端末の向きに合わせて表示されている地図が回転します。 |
ロケーション モード | LOCATION | 現在位置が常に中心になるよう地図が表示されます。コンパス モードと異なり、地図の向きは固定です。 |
ナビゲーション モード | NAVIGATION | 現在位置が地図の中央ではなく、地図の下部に表示されます。その上部には端末の進行方向の地図が表示されるよう、地図が回転します。(このモードを効果的に機能させるには一定の進行スピードが必要です。車へ搭載するアプリなどで使用するのがおすすめです。) |
オフ モード | OFF | 地図が自動で移動・回転することはありません。(他のモードと同様に現在位置は地図上に表示されます。) |

Esri Japan GitHub では位置情報表示モードを変更するサンプル アプリ(RuntimeSDKSample)を新たに公開しましたので、実際に端末で起動して現在地の表示と地図の移動・回転を試してみてくださいね。
■関連リンク
米国 Esri 社 Web サイト:
ArcGIS for Developers
ArcGIS Runtime SDK for Android
ESRIジャパン Web サイト:
ArcGIS for Developers
ArcGIS Runtime SDK for Android
ESRIジャパン GitHub:
Esri Japan GitHub