GeoEvent Server スタートアップ ガイド公開しました
この度、新しく ArcGIS GeoEvent Server のスタートアップガイドを公開しました。
ArcGIS GeoEvent Server とは
ArcGIS GeoEvent Server は、さまざまなデータを取得して、取得したデータの分析を行い、データを出力するという一連のデータ処理ワークフローを、位置情報とともに自動的に実行できるようにする ArcGIS Enterprise のオプショナルサーバーです。 リアルタイムのストリーミング データの状況を取得することができ、移動体の追跡、センサーの監視、またはソーシャルメディアのフィードなど、モノのインターネット (IoT) データをマップ上で活用、分析することを可能にします。
ArcGIS GeoEvent Server の 3 つのポイント
1. さまざまなストリームデータの取得に対応
ArcGIS GeoEvent Server には、さまざまなデータの取得に対応できるよう、いくつかのデータ形式に対応したコネクタ(geoRSS、JSON、geoJSON、Esri Feature JSON、XML、CSV など)が含まれています。
さらに、データ取得プロトコルとして、HTTP / HTTPS、TCP / UDP Socket、WebSocket、Kafka メッセージング、ファイルシステムなどの一般的なデータ転送プロトコルに対応しており、データ転送方式やデータ形式を組み合わせることで、設定のみでさまざまなデータの取得に対応しています。
2.空間分析などのデータ処理を設定
取得したデータそのものの値を使った演算処理、属性フィルターだけではなく、最大の特徴として GIS 処理(空間フィルター、バッファー作成など)をデータ処理プロセスとして設定することができます。
データ処理の一連のフローとして、GIS 処理を含む豊富なデータ処理を組み込むことで、リアルタイム データの価値を高めることができるようになります。
3. GIS サービスを含む豊富な出力に対応
ArcGIS Online や ArcGIS Enterprise の GIS Web サービスの更新に対応していますので、すぐに地図上に取得したデータを確認することができるようになります。また、出力においても、複数のデータ形式、プロトコルに対応しているため、位置情報の更新とあわせて、電子メール、テキストメッセージなどで重要な情報を担当者に直接通知するという仕組みも加えることができます。
これらの 3 つのポイントを組み合わせ、一連のデータ処理フローを設計することで、ArcGIS ならではの位置情報を付与して、ストリームデータを活用することができるようになります。
新しいスタートアップ ガイドでは、同梱する疑似航空機データを用いて、上記の特徴を組み合わせた一連のワークフローを記載しています。最終章では、サンプルのダッシュボードアプリケーションを作成するところも含めておりますので、ぜひ現在ご利用の方、これから導入される方も、スタートアップ ガイドをご活用ください。
(スタートアップガイドは、こちらからダウンロードしていただけます。)
関連リンク