「デスクトップ地図アプリ開発」シリーズ ~アプリの認証~

Document created by yuki_ozawaesrij-esridist Employee on Aug 2, 2018Last modified by masanobu_hiranoesrij-esridist on Aug 9, 2018
Version 4Show Document
  • View in full screen mode

「デスクトップ地図アプリ開発」シリーズの第5弾の記事です。

  

 

これまでの記事では、ArcGIS Pro を使用した地図データの作成から、ArcGIS Runtime SDK for .NET(以下、.NET SDK)を使用した地図操作やレイヤー リストの表示機能などの作成方法をご紹介してきました。

5弾では、.NET SDK で構築したアプリを配布するために必要なライセンス認証の手順についてご紹介します。

本記事で紹介する機能のサンプル コードは ESRIジャパン GitHub で公開しています。


 

 

ArcGIS Runtime SDK for .NET のライセンス

これまで作成してきたサンプル アプリを実際に実行した際に、アプリの地図上に 「Licensed for Developer Use Only」と言うウォーターマークが表示されていることに気がつかれたでしょうか?

 

 

これは、このアプリが「開発・テスト用途でのみ使用が許可されている」ということを示しています。

.NET SDK は無償で開発・テストをすることができる地図アプリ開発キットですが、開発したアプリを実際に配布したり業務で利用するには、アプリがライセンス認証されている必要があります。

.NET SDK で開発したアプリを配布するためのライセンスには LiteBasicStandardAdvanced 4 種類のライセンスがあり、各ライセンスで利用できる機能に違いがあります。

ライセンスの詳細は、ライセンス ページの「配布ライセンスの種類」をご参照ください。

 

このシリーズ記事で作成してきたサンプル アプリに実装した、ArcGIS Pro で作成したモバイル マップ パッケージのマップの表示、フィーチャの検索、ArcGIS Online の背景地図表示などの機能は Lite ライセンスを使用してアプリを認証できます。

 

Lite ライセンスは、個人の開発者が非営利目的でアプリを配布するなどの場合は、アプリの配布も無償で行うことができます。

アプリを販売する場合や、業務でアプリを利用する場合は、ArcGIS Online 組織向けプランArcGIS Online Deployment Plan の有償プランなどのプランを保有するなど、配布のための条件を満たす必要があります。

詳細については、ライセンス ページの「アプリケーションの配布に関する条件」をご参照ください。


 

 

アプリのライセンス認証

アプリを Lite ライセンスで認証するには、.NET SDK のクラスがアプリのソース コードで使用される前に、認証コードを実行します。

以下の例では、アプリの起動時(MainWindow.xaml.cs Initialize() メソッドの最初)にライセンス認証を実行しています。

 

  •  MainWindow.xaml.cs

public async void Initialize()

{

// ライセンスキーを登録して Lite ライセンスの認証を行う

string licenseKey = "xxxx";

            ArcGISRuntimeEnvironment.SetLicense(licenseKey);

 

// 中略

}

 

登録するライセンスキー(licenseKey に設定している文字列)は、ArcGIS for Developers のサイトから取得できます。

 

 

 

ライセンスキーの取得

1. ArcGIS for Developers のサイトの Licensing Your ArcGIS Runtime App ページにアクセスします。

 

2. 既に ArcGIS for Developers のサイトにサインインしている場合は、ページの右上に [Show my ArcGIS Runtime Lite license key] のメッセージが表示されます。そのメッセージをクリックします。

 

 

ArcGIS for Developers のサイトにサインインしていない場合は、ページの右上に [Sign in to see your ArcGIS Runtime Lite license key] のメッセージが表示されます。そのメッセージをクリックして ArcGIS for Developers アカウントでサインインします(アカウントの作成方法は開発者アカウントの作成をご参照ください)。

 

 

3. ページの右上に表示されているライセンスキーの文字列をコピーします。

 


 

取得したライセンスキーを使用して、アプリを認証して実行すると、アプリの地図上に表示されていた 「Licensed for Developer Use Only」 と言うウォーターマークが消えてアプリがライセンス認証されたことを確認できます。

 

 

以上で .NET SDK で開発したアプリの Lite ライセンスによる認証は完了です。

 

「デスクトップ地図アプリ開発」シリーズ記事では、.NET SDK を使用して、基本的な地図機能を実装したデスクトップ アプリを開発する方法を紹介してきました。

.NET SDK では、本シリーズ記事で紹介した以外にも多くの機能を提供しています。米国 Esri 社の GitHub には各機能のサンプル コードが公開されていますので、こちらもご活用ください。

ぜひ .NET SDK を使ったデスクトップ地図アプリ開発を試しみてください!

 

 

 

■関連リンク

1 person found this helpful

Attachments

    Outcomes