11月3日火曜日、全米の有権者が中間選挙の投票に向かいます。公民、政治、社会科の授業で、代議制民主主義の仕組みがこれほどよく見える時期はそう多くありません。
選挙の仕組みを語るうえで、地理は大きな要素です。誰があなたの代表になるかは、住んでいる場所、選挙区の境界線の引き方、州ごとの議席配分によって決まります。National Geographic MapMakerは、学校向けの無料デジタルアトラスです。権威あるデータを使った地図で、生徒たちは選挙当日の結果にかかわらず、こうした疑問を探究できます。
今週やその後の授業計画に役立ちそうなMapMakerの地図とアイデアをいくつかご紹介します。教室に合うものを活用し、そうでないものは飛ばしてください。
投票対象は?
中間選挙は、大統領の4年任期の折り返し時点で行われます。11月3日、有権者は次の役職を選びます。
- 連邦下院の全435議席。 下院議員の任期は2年なので、2年ごとにすべての議席が改選されます。
- 連邦上院100議席のうち35議席。 これは定例改選の33議席に加え、フロリダ州とオハイオ州で行われる特別選挙を含みます。
- 州知事36人のほか、州議会議員、裁判官、地方公務員、地域によって異なる住民投票の議題も選挙の対象となります。
今年は地理的に興味深い点があります。いくつかの州では、次回の国勢調査を待たずに、10年周期の途中で連邦議会選挙区を引き直しました。対象となるのは、カリフォルニア州、フロリダ州、ルイジアナ州、ノースカロライナ州、オハイオ州、テネシー州、テキサス州、ユタ州です。ミズーリ州では8月の予備選で新しい地図が使われましたが、連邦最高裁判所は、11月の選挙では州の2022年の選挙区を使わなければならないとの判断を下しました。ミズーリ州の有権者は11月3日、新しい選挙区地図に関する住民投票も行います。
そのため、選挙区の再編は、公民の授業で今取り上げるのに最適なテーマの一つです。
地図を見てみよう
以下のリンクをクリックすると、MapMakerで地図が直接開きます。ログインは不要です。
代表:あなたの代表は誰?
- アメリカ合衆国連邦議会選挙区では、第119議会の選挙区が表示され、第118議会の選挙区をレイヤーとして重ねて表示できます。生徒は地図を拡大して自分の町を探し、所属する選挙区を確認できます。 あなたの学校はどの選挙区にありますか?隣接する選挙区と比べて面積は大きいですか、小さいですか?その理由は何でしょう?
- 2020年の州別議席配分では、2020年の国勢調査後に下院の435議席が各州にどう配分されたか、また議席を増減した州がどこかを確認できます。 10年ごとの国勢調査は、連邦議会における州の発言力にどのような影響を与えるのでしょうか?
- 人口密度を見ると、人口がほぼ同じ選挙区でも、地図上の形が大きく異なる理由がわかります。 人々が密集して暮らす地域では、選挙区の面積はどうなるでしょうか?
人々:有権者はどんな人?
- アメリカ合衆国の世代では、州、郡、近隣地域ごとに最も多い世代が地図上に示されています。高校の最終学年に在籍する生徒の多くは、すでに、あるいはまもなく投票できる年齢になります。 あなたの世代の人口に占める割合が高い地域はどこですか?地域社会の年齢構成は、人々が関心を持つ課題にどのような影響を与えるでしょうか?
- 1930年と1940年の人口変化は、歴史的な事例を示しています。 人々がある地域から別の地域へ移動すると、次の国勢調査後の代表者数はどう変わるでしょうか?
政府:ここで何が起きるかを決めるのは誰?
- アメリカ合衆国州別アトラスには、各州の情報と連邦加入日が掲載されています。投票対象となる州の役職について学ぶ出発点になります。 あなたの州では今年、知事選がありますか?
- 連邦政府所有地とアメリカ先住民居留地では、連邦政府が管理する土地と、部族国家が統治する居留地をあわせて見ることができます。 あなたの地域の土地に関する決定を下すのは誰でしょうか。連邦政府、州政府、部族政府、それとも地方自治体ですか?
課題:選挙で選ばれた公職者は何を決める?
MapMakerには、行政機関が対応を決める対象となる状況を示す地図もあります。選挙と自分たちの地域社会を結びつけて考えるのに役立ちます。
あなたの地域では、どのレベルの政府がこの課題を担当していますか?そのレベルであなたを代表するのは誰ですか?
授業でできること
これらの短い活動は、代表制と地理に焦点を当てているため、選挙結果にかかわらず実施できます。教室のスクリーンに映して全員で行うことも、生徒が各自の端末で取り組むこともできます。
- 自分の選挙区を調べよう。連邦議会選挙区の地図を開き、学校まで拡大して、学校のある選挙区をクリックします。計測ツールで面積を調べ、最寄りの大都市にある選挙区と比べましょう。人口密度の地図を使って、その違いを説明します。
- 以前の境界線、新しい境界線。今年の選挙に向けて選挙区の地図を引き直した州で教えている場合、MapMakerには今年の地図ではなく、第119議会の境界線が表示されます。生徒は州の公式選挙ウェブサイトで新しい地図を確認して比較し、どの場所の所属選挙区が変わったかを説明します。
- 人口は同じ、形は違う。人口密度の地図とスケッチツールを使い、生徒は郡や小さな州を、人口がほぼ同じになる選挙区に分割します。地図を比べることで、同じ場所をさまざまな方法で分割できることがわかります。
- タイムゾーンごとの開票結果。投票所の締め切り時刻は、全米で異なります。世界のタイムゾーンを開き、一部の州の開票結果がほかの州より何時間も早く届くのはなぜか考えてみましょう。
- 課題から役職へ。インターネット接続状況や都市部における暑熱の深刻度など、課題に関する地図を一つ選びます。生徒は、自分の地域でその課題を担当する政府のレベルと、そこで自分たちを代表する人を調べます。
生徒はスクリーンショットで作業を保存するか、ArcGIS Onlineアカウントにサインインして地図の作業を続けることができます。
始めよう
National Geographic MapMakerを開く。無料で、どの端末でもブラウザー上で使え、ナショナル ジオグラフィック協会とEsriによる180以上の地図やレイヤーをまとめて利用できます。授業用リソースと使い方の動画は、MapMaker Educator Support Hubにあります。
先生方にとって、今週の授業で役立つ地図がいくつか見つかれば幸いです。GISに携わっている方なら、公民や社会科を教えている先生をご存じかもしれません。ぜひこの情報を共有してください。