皆さん、TGI5の別のエピソードへようこそ。今週のエピソードでは、Esriの人口統計データをArcGIS business analystと連携させて、サービス不足コミュニティのプロジェクト範囲を設定し分析し、デジタルデバイドに対処する方法を実演します。では早速、デモンストレーションに入りましょう。デジタルデバイドとブロードバンドの利用可能性を理解することは地理的分析の問題です。サービス不足コミュニティはどこにあり、なぜそうなのか?
どうすればそれらをできるだけ効率的かつ効果的に支援できるか?これらが本デモで答えを探す質問であり、ブロードバンド拡張プロジェクトの範囲設定を開始します。良い分析は良いデータから始まります。EsriはArcGIS Living Atlas of the Worldを通じて厳選された地理データライブラリを提供しており、ネットワーク構築のプロジェクト範囲設定と分析段階で使用でき、特にサービス不足コミュニティがどこに存在し、何人がサービス不足で、その住民が誰であるかを理解するのに役立ちます。
人口統計データセット、ブロードバンドアクセスおよび利用可能性データセット、FCC Form 477提出結果のデータセットがあります。この地理データと地理的分析を使って、フロリダ州レイクランドのコミュニティのデジタルデバイドを理解し、無料公共WiFi設置場所や固定無線サイトとして理想的なコミュニティセンターや学校を特定して、コミュニティ住民により良いブロードバンド接続を提供できるか見てみましょう。ArcGISでは、お持ちの任意の地理データをマップ化できるほか、Esriが厳選した地理データも活用できます。こちらはForm 477七のデータセットをマップに追加したものです。ピンク色の地域はブロードバンドスコアが低く、Form 477提出結果に基づくとこれらは速度が遅くインターネットの他の選択肢が少ない地域です。
このデモではこれらの地域をより良く支援したいエリアとします。またマップにはWiFi提供や固定無線サイト展開候補として考えられるコミュニティセンター、興味ポイント、学校も追加します。データがマップに揃ったので、これらサイトについて20分徒歩圏内分析を行います。これによりWiFiホットスポットから恩恵を受ける近隣地域がわかります。本日は学校のみ対象とします。
レイクランドフロリダ地域の学校を選択し20分徒歩圏内バッファーを作成します。徒歩時間と20分以内徒歩圏内の近隣地域が視覚的に確認できます。しかし実際には適合性分析を使ってこれらサイトを優先順位付けします。これは近隣地域がどれだけサービス不足かや実際に何人住民にサービス提供できるかで評価します。適合性分析では異なる変数に重み付けして特定条件(例えばサービス不足コミュニティへの対応)に適した場所かどうか評価できます。多様な社会経済・人口統計変数がありますが、本件ではブロードバンドアクセス向け特定リストを作成しました。選択した変数は中央値アップロード・ダウンロード速度、インターネットサービスプロバイダー数、総住宅数、世帯収入、人口増加率です。アップロード・ダウンロード速度には最も高い重み付けをしていますのでこれら変数が適合性ランキングに最も影響します。分析実行後結果を見ると、それぞれ学校または公共WiFi候補地ごとに重み付け変数に基づく最終スコアがあります。必要なら変数や重み付けは後から変更可能で例えば人口増加率や住宅数重視にもできます。
適合性結果によるサイトランキングが出たら、おそらくプロジェクトマネージャーやチーム、市役所担当者などが最終決定する必要があります。ArcGISならPDFやWebマップ、ダッシュボードで簡単に分析結果共有可能です。このダッシュボードでは候補サイト選択時、その位置と周辺通信インフラがマップ上で表示されます。またインタラクティブなインフォグラフィックも閲覧可能です。各サイトごとの適合性分析変数や追加ブロードバンドアクセス変数も調べられ最終決定支援となります。デジタルデバイド対応、公衆WiFi設置優先順位付け、固定無線サイト設置場所特定など用途問わずArcGIS提供の地理データと地理的分析ツールは全てのブロードバンド構築プロジェクト範囲設定・分析支援に役立ちます。皆さんご視聴ありがとうございました。また次回以降もArcGISによるデジタルデバイド対応方法をご紹介予定です。
それではまた次回まで。
- Patrick Huls