皆さん、こんにちは。TGI5へようこそ。
本日のエピソードでは、ArcGIS内でのセクターマッピングについて説明します。セクターマッピングとは、セルサイトアンテナのセルセクターを可視化するプロセスです。ArcGIS Proには、スプレッドシートやフィーチャクラス、またはこれらのセルセクターに関する情報を含むシェイプファイルからこれらのセルセクターのビジュアルを作成できるツールがあります。では、さっそくArcGIS Pro内でこのツールを実行する方法をお見せしましょう。まず最初に、これらのアンテナのスプレッドシートを追加したいと思います。こちらがそのテーブルで、属性テーブルを開いてみましょう。このスプレッドシートに何が含まれているかを見ることができます。ここで見ているスキーマは、Communications Data Management for ArcGIS Enterpriseデータモデルから直接来ており、アンテナ情報で埋めています。サイトID、セクター番号、その特定のアンテナの周波数またはバンド、および実際のセルサイトの緯度・経度など、アンテナに関する情報を見ることができます。
次に、ジオプロセッシングパネルで検索を行うか、Crime Analysis and Safety Tools Toolboxに移動すると、このcell site records to feature class toolがあることに気づきます。これはセルサイトセクターのビジュアルを生成するために使用するツールです。アンテナのテーブルを選択し、出力フィーチャクラスを保存する場所を決めます。2つのレイヤーが作成されます。1つはアンテナサイトレイヤーで、実際のセルサイト用のポイントフィーチャクラスが作成されます。そしてもう1つはアンテナセクターフィーチャクラスで、セクターのポリゴンビジュアルが含まれます。このツール内でさらにいくつかの情報を入力する必要があります。サイトIDフィールドやスプレッドシート内のセクターIDフィールド、緯度・経度フィールドも入力してセルサイト位置をジオコードしてプロットします。また重要なフィールドとして方位角(Azimuth)フィールドがあり、データに方位角がない場合はデフォルト値を設定できます。ビーム幅(beamwidth)フィールドも入力し、フルビーム幅かハーフビーム幅か選択できます。そして最後に半径(radius)フィールドです。これらはすべてスプレッドシートに事前入力されているフィールドで、このツールを実行するとセルサイト位置とそのセクタービジュアルが作成されます。
ツールが終了するとマップ上にセルサイト位置が描画され始め、目次パネルにもサイトとセクターレイヤーが表示されます。ここでアンテナサイトレイヤーを開き、このレイヤーに含まれる属性情報を確認しましょう。ツールで入力したパラメータはすべてここにフィールドとして反映されており、元のスプレッドシートからいくつかの情報も引き継がれています。同様にセクターテーブルも開くと、入力パラメータと元のアンテナスプレッドシートからの属性情報が引き継がれています。データを少し拡大してみましょう。セルサイトにズームインすると、そのセクタービジュアルポリゴンが見え始めます。一つ選択して、その特定のセクター属性を見てみましょう。このようにArcGIS Pro内のこのジオプロセッシングツールは元のスプレッドシートから非常に迅速にセルサイトセクタービジュアルを作成しました。
この機能を試したい場合は、ArcGIS Pro 2.7以降のバージョンで利用可能です。このジオプロセッシングツールにアクセスでき、セルセクターやアンテナ情報が入ったスプレッドシートがあれば、それを取り込みツール設定時にフィールドを合わせて実行できます。
今回もTGI5をご覧いただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。
-Patrick Huls