第22回 GIS コミュニティフォーラムによるサーバー・開発者セッションと展示ブースの振り返り
第22回 GIS コミュニティフォーラムによるサーバー・開発者セッションと展示ブースの振り返り
はじめに
2025 年 5 月 28 日（水）から 30 日（金）にかけて、東京ミッドタウン六本木にて「第22回 GIS
コミュニティフォーラム」が開催されました。
本フォーラムは、日本国内の GIS ユーザーや GIS に関心を持つ方々が一堂に会し、情報交換や技術交流を行う一大イベントです。
今年は 3 日間で昨年を超える約 2400 名の来場者を迎え、大盛況のうちに幕を閉じました。
前回の記事では、開催前の紹介として、「第22回 GISコミュニティフォーラム ArcGIS Developers/ArcGIS Enterprise 関連セッションをご紹介!」という記事の中でサーバー製品と開発者製品に関するセッションを紹介しました。本記事では、特に人気があったサーバー製品と開発者セッションと展示ブースの様子に注目して振り返ります。
セッション・展示ブースの詳細
1. 【Web GIS】リアルタイム監視で GIS 運用を強化：ArcGIS Monitor のご紹介
最初に紹介するのは ArcGIS Monitor についてのセッションです。ArcGIS Monitor とは、ArcGIS Enterpriseのパフォーマンス、状態、システムの使用状況を監視して、GIS運用 の最適化を目的としたシステムです。
本セッションでは今年の 4 月に国内サポートが開始された ArcGIS Monitor について、概要や使用方法などの情報を実用例やデモ動画を交えて紹介しました。セッションには、多くの方に参加していただき、セッション会場や展示ブースでたくさんの質問をいただきました。特にArcGIS Enterprise の運用強化や基本機能であるダッシュボードの表示、アラート通知への関心が高く、改めて注目度が高い製品だと感じました。
※セッションの様子
2. 【開発者】ArcGIS Developers ～シナリオから学ぶ ArcGIS Enterprise を使用した社内 GIS プラットフォーム開発～
次に紹介するのはArcGIS Enterprise を使用した社内 GIS プラットフォーム開発についてのセッションです。本セッションでは ArcGIS プラットフォームやそれを用いた社内 GIS プラットフォームの開発について紹介しました。具体的なプラットフォーム開発の例として、プラットフォーム基盤となる ArcGIS Enterprise と ArcGIS Online のコラボレーションや ArcGIS API for Python を使用した日々の定例作業の自動化など様々な ArcGIS 製品の用途や役割をご紹介しました。
多くの方々に参加していただき、ご好評を賜りました。特に ArcGIS Developer Bundle を使った開発に関するイメージについてのご好評が多く、反響の大きいセッションとなりました。
※セッションの様子
3. ESRIジャパン製品展示ブース
展示会場では ArcGIS Enterprise ブース、開発者ブースでサーバー製品や開発者製品に関する様々なデモ展示や製品紹介を行いました。ArcGIS Monitor や VR などを用いて実際に体験できるような紹介も行いました。
※展示ブースと、実際に展示していた VR コンテンツの様子
おわりに
第22回 GIS コミュニティフォーラムは、GIS の可能性を再確認し、参加者同士がつながる貴重な機会となりました。
開発者セッションでは、ArcGIS Enterprise を活用した社内 GIS プラットフォーム構築の実例が紹介され、参加者の関心を集めました。Python を用いた業務自動化など、実践的な内容が多く、今後の開発に役立つヒントが得られたとの声も聞かれました。展示ブースでは、製品のデモや体験を通じて、技術の理解がさらに深まったとの声もいただけました。
ご来場いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
次回のフォーラムでも、より多くの出会いと学びが生まれることを願っています。どうぞお楽しみに！
