ArcGIS Enterprise の管理に活躍 ! ArcGIS Data Store コマンド ユーティリティの紹介

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04-12-2020 05:06 PM

ArcGIS Enterprise の管理に活躍 ! ArcGIS Data Store コマンド ユーティリティの紹介

ArcGIS Enterprise 管理者のみなさんは、ArcGIS Data Store コマンド ユーティリティを使ったことはありますか? ArcGIS Data Store コマンド ユーティリティは、コマンド プロンプトなどで実行できる、ArcGIS Data Store を管理するための CLI のツールです。 ArcGIS Data Store をインストールすると、このツールが標準で <ArcGIS Data Store インストール ディレクトリ>\datastore\tools ディレクトリにインストールされます。このツールを使用することで、データ ストアのステータス チェックや、バックアップ・リストアなどを行うことができます。ただし、自動的にパスが設定される訳ではありませんので、ツールを実行するには予めパスを通すか、フルパスを指定する、あるいは上記ディレクトリをカレント ディレクトリにして実行する必要があります。

ここでは、主に ArcGIS Data Store コマンド ユーティリティをこれまで使ったことのない方向けに、このコマンド群の内、比較的使用頻度の高いコマンドの概要を、ユースケースを交えていくつかご紹介します。

紹介するコマンド:

describedatastore

describedatastore は、Data Store に関する様々な情報を表示します。よくある使いどころとしては、Data Store をデータソースとするサービスの公開に失敗したり、ArcGIS Server Manager サイトでの Data Store の整合チェックに失敗したりする場合などに、Data Store の状態を確認するために使用することがあります。ここで、例えば実行結果の [Data store status] が [Started] になっていなかったり、[Data Store mode] が [READWRITE] になっていなかったりすることが、発生している問題に起因する可能性があります。Data Store の管理や問題特定には欠かせないコマンドかと思います。

 

changedatastoremode

changedatastoremode は、リレーショナル データ ストアのモードを [READONLY] や [READWRITE] に変更します。使いどころとして、メンテナンスのために [READONLY] に変更したり、ディスク容量不足により意図せず [READONLY] になってしまった Data Store に対し、ディスク拡張などの対策をした上で [READWRITE] に戻したりする場合に使用することがあります。describedatastore でモードの確認、changedatastoremode でモードの変更といった使用イメージになります。

 

updatelicense

updatelicense は、リレーショナル データ ストアのライセンスを更新します。ArcGIS Server ライセンスの有効期限が切れた場合、ArcGIS Server サイトのライセンスを更新する必要があります。また、ライセンス情報は Data Store のリレーショナル データ ストアにも保存されており、ArcGIS Server サイトのライセンスを更新しただけではデータ ストアのライセンスは更新されないため、ArcGIS Server サイトのライセンスを更新した後、データ ストアのライセンスも更新する必要があります。

 

backupdatastore

backupdatastore は、(データ ストア タイプにより動作が異なりますが、) データ ストアのバックアップを作成します。よくある使いどころとして、リレーショナル データ ストアをアップグレードする前や、データ ストアを別のマシンや別のドライブに移動したい場合などに、手動で完全バックアップを作成するために使用します。

 

configurebackuplocation

configurebackuplocation は、(データ ストア タイプにより動作が異なりますが、) データ ストアのバックアップ先を設定します。データ ストアのバックアップ先を変更したり、2 つ目のバックアップ先を登録したりしたい場合などに使用します。

 

restoredatastore

restoredatastore は、(データ ストア タイプにより動作が異なりますが、) データ ストアのバックアップ ファイルをリストアします。上述の backupdatastore などで作成したバックアップを既存のデータ ストアにリストアできるほか、Data Store を新しいマシンにインストールした後、データ ストアを構成せずにバックアップを新しいマシンにもリストアできます。

 

まとめ

今回は、ArcGIS Data Store を管理するための ArcGIS Data Store コマンド ユーティリティの一部をご紹介しました。 Data Store を管理する上で便利なコマンドは、他にも多く存在します。各コマンドのオプションなどの詳細やサンプル、注意事項については、ヘルプ「ArcGIS Data Store コマンド ユーティリティ リファレンス」をご参照ください。本ツールを ArcGIS Enterprise の管理にお役立てください。

 

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