マッピング & ロケーション開発 (ArcGIS Developers) 2022 振り返り
はじめに
2022 年も残すところあとわずかとなりました。マッピング & ロケーション開発のプラットフォームである「ArcGIS Developers」を最大限活用いただくために、開発者製品およびサーバー製品を担当するチームでは、ArcGIS の開発や製品に関わる情報発信を行ってまいりました。今年の記憶に新しいトピックとしては、12 月に ArcGIS Client API および SDK の製品名称が変更になり、ArcGIS Maps SDK として統一して提供を開始しました（API/SDKの名称変更のご案内）。また、今年も新型コロナウイルスの影響によりウェビナーでの開催となったイベントがほとんどでしたが、これらのイベントで使用した資料やサンプル コードは、その都度公開しております。
ArcGIS を拡張するパターンは多岐にわたり、開発者向けの製品が多いことから、初めての方は欲しい情報を探す時間が長くなりがちです。
そこで、今回の記事では、2022 年に公開したイベント資料やブログ記事を中心に、API/SDK、製品別にリンクをまとめています。各リンクにはそれぞれ、紹介している内容のレベルの目安として、【基礎】、【応用】 のフラグを付けています。気になったリンクがあれば、この機会にブックマーク等していただければ幸いです。
ArcGIS Developers
ブログ
・API/SDKの名称変更のご案内【基礎】
ArcGIS Client API および SDK の製品名称が変更
・オープンソースの開発者 : 新しい ArcGIS のベースマップ レイヤー サービスへの更新【応用】
新しい ArcGIS のベースマップ レイヤー サービスへ更新する方法を紹介
ArcGIS Maps SDK for JavaScript（旧称 ArcGIS API for JavaScript）
ブログ
・ArcGIS API for JavaScript 4.x の Tasks 階層にあるモジュールのサポート終了に関するお知らせ【基礎】
ArcGIS API for JavaScript のバージョン 4.24 で、Tasks のサポートが終了となるお知らせ
・kintone と ArcGIS の連携を試してみました。【応用】
kintone と ArcGIS をArcGIS API for JavaScript を用いて連携
・kintone と ArcGIS の連携を試してみました ～第2弾 不動産物件マスタのアプリ拡張 ～【応用】
kintone JavaScript API を使用して、kintone 上で不動産物件マスタのデータを ArcGIS API for JavaScript を使用して地図上に表示
・ArcGIS API for JavaScript によるデータのアニメーション化【応用】
ArcGIS API for JavaScript を用いたデータをアニメーション化する方法を紹介
ArcGIS API for Python
ブログ
・シェープファイルの文字化けの原因をPythonで探る【基礎】
誰もが一度は遭遇するシェープファイルの文字化けの要因と対処法を紹介
・Python を使用した ArcGIS Online のコンテンツを複製する方法のご紹介【基礎】
ArcGIS API for Python を使用した別のアカウントへのコンテンツの複製方法を紹介
・ArcGIS API for Python を利用して、レイヤーにデータを追加する【基礎】
ArcGIS Notebooks を開発環境としてレイヤーにデータを追加する方法を紹介
・はじめてのArcGIS API for Python 2022 : ノートブック集の公開【基礎】
ArcGIS API for Python を用いたノートブック集を公開する方法を紹介
・Excel × Pythonの合わせ技 : ArcGIS Online / Portal のアイテム詳細を一括更新する方法【応用】
Excel × Python（ArcGIS API for Python）の組み合わせで、ArcGIS Online/Portal のアイテムの情報を一括更新する方法を紹介
・ArcGIS Business Analyst で使える変数を ArcGIS API for Python から取得 ～商圏作成から人口統計集計まで～【応用】
ArcGIS Business Analyst で使える変数を ArcGIS API for Python から取得する方法を紹介
・ArcGIS Field Maps で取得したトラッキングデータの保存とSpatially Enabled DataFrameを試す【応用】
ArcGIS Developer Subscription で利用可能な「ArcGIS Online 組織向けプラン（開発およびテスト用途限定）」を利用し、ArcGIS Notebooks で次の操作を試すサンプル ノートブックの実装時のポイントを解説
・Microsoft Teams の Webhook と ArcGIS API for Python を連携してみる【応用】
Microsoft Teams の Webhook と ArcGIS API for Python を連携する方法を紹介
ArcPy
ブログ
・【ArcGIS Pro 版】Python を使って作業の効率化を図ろう!① : ArcPy の基礎【基礎】
ArcPy の基礎について紹介
・【ArcGIS Pro 版】Python を使って作業の効率化を図ろう!② : マップ・レイヤーの操作【基礎】
ArcPyを使った ArcGIS Pro のマップやレイヤーの操作方法について紹介
・【ArcGIS Pro 版】Python を使って作業の効率化を図ろう!③ : ジオプロセシング ツールの操作【基礎】
ArcPy を使ったジオプロセシングツールの操作について紹介
・【ArcGIS Pro 版】Python を使って作業の効率化を図ろう!④ : データの操作【基礎】
ArcPy を使ったデータの操作について紹介
ArcGIS Maps SDK for Native Apps（旧称 ArcGIS Runtime SDK）
ブログ
・ArcGIS Runtime SDK の今後のバージョンアップの計画についてのお知らせ【基礎】
ArcGIS Runtime SDK の今後のバージョンアップの計画について紹介
・ArcGIS Runtime SDK 100.5 以前のベクター ベースマップの非推奨についてのお知らせ【基礎】
ArcGIS Runtime SDK 100.5 以前のバージョンを使用するアプリケーションで、ベクター ベースマップが非推奨となるお知らせ
・ArcGIS Runtime SDK 200.0 ベータ プログラムのお知らせ【基礎】
ArcGIS Runtime SDK 200.0 ベータ プログラムを紹介
ArcGIS Maps SDK for Unity / Unreal Engine
ブログ
・Unity/Unreal Engine 用の地図 SDK「ArcGIS Maps SDK」の紹介【基礎】
ゲームエンジン用の SDK である Unity と Unreal Engine のリリース内容を紹介
・【ArcGIS Maps SDK】Unreal Engine で東京の街を歩く【応用】
ArcGIS Map SDK for Unreal Engine を用いて、3D 都市モデルを描画し、モデルが歩くサンプルを作成
ArcGIS Pro SDK
ブログ
初めて ArcGIS Pro SDK を使うユーザー向けに学習サイトを紹介
・ArcGIS Proの拡張性 - 2021年の振り返りと今後の展開【基礎】
ArcGIS Pro SDK のこれまでと 2022 年の展望を紹介
ArcGIS Experience Builder（Developer Edition）
イベント資料
・ArcGIS Experience Builder (Developer Edition) カスタム ウィジェット開発（ハンズオン）【基礎】
ArcGIS Experience Builder（Developer Edition）でのカスタム ウィジェット開発のハンズオン
ブログ
・表示レイヤーの切り替えウィジェット (ArcGIS Experience Builder)【基礎】
Web マップ上に表示するレイヤーを切り替えるウィジェットの作成方法を紹介
・ArcGIS Enterprise での ArcGIS Experience Builder カスタム ウィジェットの利用【応用】
ArcGIS Enterprise に ArcGIS Experience Builder のカスタム ウィジェットを追加する手順を紹介
ArcGIS AppStudio
イベント資料
・AppStudio を使用したネイティブ アプリ作成（ハンズオン）【基礎】
ArcGIS AppStudio のテンプレートを使用して、クロスプラットフォーム アプリを作成する方法を紹介
ArcGIS Enterprise
ブログ
・ArcGIS Enterprise 11 リリース【基礎】
ArcGIS Enterprise 11 リリース内容を紹介
・ArcGIS Enterprise で公開できるサービス：マップ サービス編【基礎】
マップ サービスの概要や機能について紹介
・ArcGIS Enterprise で公開できるサービス : ベクター タイル サービス編【基礎】
ベクター タイル サービスの概要や機能について紹介
・ArcGIS Enterprise で公開できるサービス：フィーチャ サービス編【基礎】
フィーチャ サービスの概要や機能について紹介
エンタープライズジオデータベースに作成されたフィーチャクラスの時間フィールドの設定とクライアントの挙動を紹介
Calcite Design System
ブログ
・Web デザインを強力に助けてくれる Calcite Design System のご紹介【基礎】
Calcite Design System の概要と基本的な使用方法を紹介
・Calcite Design System を使用した地図アプリの作成【基礎】
簡単な地図アプリケーションの UI を作成する方法について紹介
・Calcite Design Systemを使用したテーマ スイッチャーの作成【応用】
ベースマップのライト テーマとダーク テーマを切り替えるスイッチャーを設計する方法を紹介
・Calcite Design Systemを使用したコアコンセプトの適用【応用】
スロット、イベント、属性などの主要なWebコンポーネントの概念を使用して、Calcite Components と、ArcGIS API for JavaScript によって提供されるデータを使用したインターフェイスを構築
・最近発生した地震のフィルタリング【応用】
複雑な問題を解決するために複製や拡張が可能な Calcite Components の概要を紹介
ブログ記事アクセス数 TOP 5
開発者製品およびサーバー製品を担当するチームでは今年もブログ記事を定期的に公開してきました！2022 年公開記事の閲覧数 (2022 年 12 月 16 日時点) 上位 5 記事をご紹介します！
第 1 位 : シェープファイルの文字化けの原因をPythonで探る
第 2 位 : Microsoft Teams の Webhook と ArcGIS API for Python を連携してみる
第 3 位 : kintone と ArcGIS の連携を試してみました。
第 4 位 : Unity/Unreal Engine 用の地図 SDK「ArcGIS Maps SDK」の紹介
第 5 位 : ArcGIS Proの拡張性 - 2021年の振り返りと今後の展開
おわりに
本記事ではご紹介しきれなかった情報もございますが、上記のリンク先を見ていただければそれぞれの API/SDKについてご確認いただけると思います。ESRIジャパンの GitHub では他にもサンプル コードなどを公開しており、例えば workshops リポジトリでは過去のイベントで発表した資料やコードがまとまっています。
今後も多くのサンプル コードやブログ記事など、ArcGIS で開発、マップの作成、システム構築する皆様に役立つ情報をお届けします。
本年も ESRI ジャパン及び ArcGIS 製品をご愛顧いただきありがとうございます。来年も引き続きよろしくお願いいたします。
関連リンク
