デスクトップ地図アプリ開発 -開発の準備-

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03-10-2018 07:04 PM
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デスクトップ地図アプリ開発 -開発の準備-

「デスクトップ地図アプリ開発」シリーズの第2弾の記事です。

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2弾では、第1弾で作成した Web マップを表示するアプリを開発するための準備として、ArcGIS Maps SDK for .NET(以下、SDK)の Visual Studio 機能拡張のインストールと Visual Studio プロジェクトの作成を行います。本記事では Visual Studio を使用して WPF デスクトップ アプリを開発します。

 

プロジェクトの作成

Visual Studio で新規プロジェクト(WPF アプリ)を作成します。このブログ記事では、下記の環境を使用していますが、他のバージョンでも基本的な手順は同じです。サポートされる開発環境の詳細は動作環境ページをご覧ください。

  • OSWindows 11 21H2
  • 開発環境:Visual Studio 2022 17.8.3
  • .NET SDK/フレームワーク:.NET 8.0.100
  • SDKArcGIS Maps SDK for .NET 200.3

SDK では、Visual Studio のプロジェクト テンプレートが提供されています。各プロジェクト テンプレートは、各開発プラットフォームに適した NuGet パッケージを参照し、Model-View-ViewModel (MVVM) デザイン パターンを使用した地図アプリの雛形として作成されています。プロジェクト テンプレートを使用するためには、まず Visual Studio 拡張機能をインストールします。

 

Visual Studio 拡張機能のインストール

  1. Visual Studio のメニューで、[拡張機能] > [拡張機能の管理] を選択して、[拡張機能の管理] ダイアログを表示します。
  2. [検索] テキスト ボックスに、「ArcGIS」と入力します。
  3. ArcGIS Maps SDK for .NET Project Templates」拡張機能を選択し、[ダウンロード] を選択します。すぐにダウンロードが実行され、再起動時に拡張機能がインストールされることを示すメッセージが表示されます。
  4. [拡張機能の管理] ダイアログを閉じます。
  5. Visual Studio を閉じ、拡張機能をインストールします。
  6. Visual Studio を閉じた時に表示される [VSIX インストーラー] ダイアログで [変更] をクリックします。
  7. インストールが完了したら、インストーラー ダイアログで [閉じる] をクリックします。

 

SDK のインストールには、いくつかの方法があります。インストールの詳細は「インストール ガイド」でも説明していますので、必要に応じてご確認ください。

 

テンプレートを使用したプロジェクトの作成

  1. Visual Studio [新しいプロジェクトの作成] を選択し、プロジェクトの種類で「ArcGIS」を選択すると、使用可能なすべてのプラットフォームの ArcGIS プロジェクト テンプレートが表示されます。今回は「ArcGIS Maps SDK .NET WPF App (Esri)」を選択します。
  2. プロジェクト名、保存場所を適宜変更します。
  3. フレームワークは .NET 8.0 を選択します。[Create a 2D map or 3D scene]では、今回は 2D アプリを開発するので「Map」を選択します。
  4. [作成] ボタンをクリックして、プロジェクトを作成します。

 

テンプレートからプロジェクトを作成すると、SDK アプリ開発に必要な NuGet パッケージも自動でプロジェクトに追加されます。

 

2弾「開発の準備」はここまでです。次回の第3弾「マップの表示」では、第1弾で作成した Web マップをアプリで表示します。

 

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